リフレクソロジーとは
反射療法とも呼ばれるリフレクソロジーとは、主に足の裏や足の甲にあるという反射部分を指で押して刺激することで、体の不調を改善させたり健康を促進させたりする自然療法のひとつです。
足の裏には全身の器官や臓器につながる反射部分があるとされており、体の不調に応じて反射部分を刺激し、新陳代謝や体の冷えを改善させて健康を促進させます。
名前の由来は、反射を意味する「REFLEX」と学術論などを意味する名詞を作る接尾語の「OLOGY」を組み合わせた造語であるという説が有力で、日本では「リフレ」と略して呼ばれることもあり、リフレクソロジーをおこなう人のことを「リフレクソロジスト」と呼びます。
西洋式リフレクソロジーと東洋式リフレクソロジー
リフレクソロジーは主に2種類に分類され、西洋式のリフレクソロジーには英国式や米国式があり、東洋式には中国式や台湾式のリフレクソロジーがあります。
どちらも足の裏や甲、手にある反射部分を指で刺激して健康を促進させることに変わりありませんが、ほとんど力を入れず優しく反射部分を刺激してリラクゼーション効果を与えることが主な目的としているのが西洋式のリフレクソロジーで、それよりもやや強い力で刺激を与えていくのが東洋式とされています。
リフレクソロジーの発祥と発展
アメリカ人医師の研究によって発祥したといわれているリフレクソロジーですが、イギリスにおいては膨大なデータと実績、医学的な検証を経て、一般的な保健医療にも組み込まれています。
特にホスピスなどでおこなわれる緩和ケアではよく用いられる療法として知られ、日本以上にリフレクソロジーが発達している地域でもあります。
日本では英国式と台湾式のリフレクソロジーが普及しており、技術と知識を学ぶことができるリフレクソロジーのスクールや講座でも、英国式と台湾式の技法を取り入れているところがほとんどです。
日本国内でもリフレクソロジー施設での施術だけでなく、高齢者向けの福祉施設などで緩和ケアとして導入されていることが増えてきています。