ハンドリフレクソロジーとは
ハンドリフレクソロジーとは、その名の通り手の平や手の甲にある反射区を刺激するリフレクソロジーの一種です。
通常「リフレクソロジー」と呼ばれるものは足の裏と足の甲を中心とした施術ですが、ハンドリフレクソロジーでは手の平、手の甲、場合によっては手首から上腕にかけてを施術範囲としています。
手のツボと手の反射区の違い
ハンドリフレクソロジーでは手の平を体の正面、手の甲を体の後ろ側としてとらえ、それぞれに体全体に対応した反射区を優しく刺激することで、体の不調を改善し健康を促すと考えられています。
同じような療法に「手のツボ」を刺激して不調の改善をはかるツボ療法がありますが、これは似ているようでまったくことなる療法です。
たとえばハンドリフレクソロジーでは手の平を見たときに中指を人の頭として、人差し指・薬指は右手・左手、親指・小指は右足・左足に対応する反射区がありますが、ツボ療法では親指から小指に向かって頭、胃腸、心臓、神経、生殖器のツボがあると考えられています。
同じように手を刺激して健康をはかる療法でも、リフレクソロジーとツボ療法では手とそれぞれに対応する体のパーツがまったく異なるのです。
ハンドリフレクソロジーとツボ療法はどちらが正しい?
手のツボと反射区に対応する体の部位がそれぞれ異なるように、刺激の与え方もまったく違います。
リフレクソロジーでは主に指の腹を使って優しくなでるような刺激を与えますが、ツボ療法では指先や指の関節、専用のツボ押し道具などを使って、やや強い刺激を与えます。
刺激を与える場所も異なれば刺激の与え方も異なるので、ハンドリフレクソロジーとツボ療法はどちらが正しいのかというわけではなく、それぞれが全く違った療法だと考える方が正しいと言えるでしょう。
刺激を与えてすっきりした気分になりたいときはツボ療法、リラックスした気分を味わいたいときはハンドリフレクソロジーと、気分で療法を変えてみるのも良いかもしれません。